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大宮は賭けに失敗した。
私は前半戦終了までは結構楽観的で、降格圏に居ながらもほとんど降格の心配はしていなかった。たとえ内容が悪くても大きくスタイルを変えるような事はせずに試合毎に少しずつ修正、改良していく。時間がかかりイライラもするが、そこがまた大宮らしいと思っていたからだ。
しかし大宮は監督交代という劇薬を打った
監督交代はチームをドラスティックに変化させるには最も手軽で即効性がある。ただしその効果はJの歴史が証明しているようにその多くは失敗で終わる。そして今回の大宮もその失敗例に加わる事になるだろう。監督更迭に反対していた私としてはこれは非常に悔しい…
無論、成績の悪い監督を変えるのは悪い事ではない。しかしそれは確固たるプランを持った上で進めないといけない。そうでないとクラブは迷走してしまうからだ。私自信、ロバートに対して不満や疑問は多々あったがそれでも支持をしていたのは第一に守備は安定していたこと。第二に首を切ったところでロバートよりマシな人材を用意できると思えなかったこと。第三にサイド攻撃重視とはいえ大宮の伝統的スタイルは崩さなかったこと。第四に最悪このままのペースでも自動降格圏に落ちない程度の勝ち点は確保できると思ったからだ。
しかしそれでも敢えて大宮は劇薬に頼った。練習試合を見て後半戦8勝というノルマに危機感を覚えたのか(どう考えても残留に勝ち点40も要るはずがないのだが)、サポによる吊るし上げの声が大きかったのか(実際ロバート叩きは凄かったもんなぁ)、理由はどうあれ監督は佐久間さんになった。そして大宮の最後の拠り所だった堅守は崩壊した…
2年前、大宮は後半戦で7連敗を喫したが選手たちは連敗中も「内容は悪くない」と言い続けていた。負け続けてはいたが大宮の特徴である組織的なサッカーだけは頑なに守った。だから「ほんの少し上向くだけで勝てるようになる」と選手もサポも思い、信じた。そして大一番の柏レイソル戦で大宮は勝利し残留した。代わってラモスという梃入れをした柏は降格した。苦しい中でも自分を見失わず、我慢し、耐えてきたからこそ報われたと思った。頑固なまでにスタイルを守り続けて本当に良かったと思った。
しかし今の大宮は2年前には確かにあった「拠り所」を無くしてしまった。あの時「悪くない」と言い続けていた選手は今や「酷い試合でサポーターに申し訳ない」と繰り返すばかりになってしまった。拠り所のない選手の心は、折れた。諦めない、前向きにと口には出すが、本気でそう思わせるだけの根拠が今のチームには何処にもない。そんな選手の姿を見ていれば当然サポーターの心だって折れる。降格するチームというのはこういうものなんだろうなぁ…などと恐ろしく冷静に考えてしまう自分がとても悲しい。
この後の大宮はどうなってしまうのだろう? 大宮のスタイルを継承してくれる人材はほとんど居ない。そもそもそのスタイル自体が崩壊間近だ。人材が居ないのを覚悟の上で建て直しを図るのか? これまでの積み重ねを捨て、全く新しいスタイルを構築していくのか? 今年、残留出来る出来ないに関わらず大宮には並大抵では済まない難題が残ることになるだろう。しかしそれも仕方がない。大宮は劇薬の投入に失敗したのだ。それくらいの困難はあって然るべきだと思う。この失敗を後の糧に出来るか、迷走クラブへの第一歩にしてしまうのか。前者であることを祈るばかりだ。
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2007年08月26日
チームの崩壊を見ながら思うこと
ニックネーム ゆりるぽ at 17:56| Comment(0)
| 大宮アルディージャ
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