2006年07月18日

J2 草津−仙台(その3)

いいかげん試合本編について書きます。

今日の草津はぼベストメンバー、対する仙台は主力が数人いない状況らしいです。(この辺の話は草津サポに聞きました)
メンバー欠けとはいえ地力で勝る仙台に対して草津がどのような戦いで勝ち点を奪いに行くのかに注目して観戦しました。

序盤、まずは草津が攻勢をかけました。
エース島田を中心に7番佐田、9番高田らがチャンスを作ります。特筆すべきはFW高田保則の動きの良さ。この選手は大宮がJ2の時代に何度も見ていますが湘南時代よりもキレている印象でした。草津は島田の精度の高い左足クロスから「あわや」という場面を何度か作ります。

しかし先制したのは仙台。
前半の仙台の攻撃は両外国人、8番ロペスと9番ボルジェスの二人だけで仕掛ける感じでした。守備組織がしっかりしているチームならそれほど怖い攻めとも思えないのですがそこは守備崩壊と言われる草津。前を向いたボルジェスのドリブルをことごとくファウルで止めるというレベルの低さを露呈。結果、似たような場所で3度FKを与えた挙句に3度目をロペスに決められ失点してしまいました。3度もチャンスがあれば決まるよなぁ…。大宮サポ的には2004年の40節川崎のマルクスに決められたのを思い起こさせるゴールでしたね。
前半の終わりには島田のFKを仙台GK小針がスーパーセーブに阻まれるという惜しい場面もありましたが、結局前半は仙台が1点リードで終えることになります。


初観戦の草津でしたが前半を終えて思ったのは「え?こんなに華やかな攻撃をするチームがブービーなの?」ということでした。今年の草津は攻撃的だという話はきいていましたが所詮は下位、ましてや相手が仙台ですからもっと守備的な試合をすると思っていたのです。これには正直驚きましたね。チャンスも作れていたので「上手く行けば逆転できるかも?」と思いました。


そして後半開始。
私の考えは甘かった…。仙台は私ごときにナメられるほどバカじゃありませんでした。
仙台は前半あまりに自由にボールを持たせすぎた島田に対するマンマークを強化します。これで流れは一変、草津は攻撃の芽をすっぱりと摘み取られてしまいました。
草津はタメを作る選手がいなくなり適当な放り込みサッカーになってしまいます。自分たちのボールになっても押し上げる気は皆無でスペースがあっても誰も走りこもうとしません。本当に適当に放り込むだけ。
もちろんこんな攻撃が仙台にとって怖いはずも無く全て冷静に跳ね返されてしまいます。こんな状況ですからリードしている仙台は無理はしません。適当に草津の攻撃を跳ね返しながらカウンターだけを狙います。
そして後半18分、草津CKからのこぼれ球に綺麗なカウンターを決めて仙台が2点目をゲット。これで完全に試合は決まってしまいました。
その後、草津は太田を投入してパワープレイを狙いますがそのパワープレーすら中途半端で足元でボールを受けるだけのサッカーに終始。これといった見せ場を作れないまま試合は終わってしまいました。
試合後、挨拶に来た選手たちにサポはブーイングを飛ばしていました。まあこの内容じゃ仕方ないですかね…

ハーフタイムには「ブービーのサッカーじゃない」と思っていたものが結局最後には「これじゃ勝てなくても仕方が無い」という風に考えを軌道修正せざるを得ませんでした。
派手さや面白味は無いものの組織的、冷静に試合を運んだ仙台。
技量で劣るのにイケイケサッカーを展開しようとした草津。
結果は火を見るより明らかだったのかもしれません。


んー、しかしこういう試合ってどうなんだろう?
植木監督のコメントにも首を傾げてしまいます。
確かに序盤のチャンスに決められなかったのは個の能力の問題ですが、監督ならば最初からその個の能力を踏まえた上での采配を振るうべきであって「結果的にタレントの差でやられた」というのは筋が違うと思います。「決めていれば…」なんてのはただの過大評価です。
タレントが弱いのなら弱いなりのサッカーをしないと。タレントで劣る上に守備がまともに出来ていない状態で殴り合いを仕掛けるなど無謀もいいところですよ。そんなに守りを固めてカウンター狙うのがイヤなのか?

今日の試合は
仙台から見れば「いかに草津から勝ち点3を奪うか」
草津から見れば「いかに仙台から勝ち点を削ってやるか」
ポイントだったと思います。少なくとも私はそう思っていました。
しかし植木監督はそうは思っていなかったようで、あくまでも勝ち点3を取る事にこだわりました。
実際のチームの能力と目的のギャップは果てしなく大きかったと思います。
確かに勝てば気持ちはいいし、攻撃的スタイルの確立を目指すのも悪く無いと思いますが、それって本当に草津サポが望んでいる事なのかな?
相手は格上仙台。守備崩壊中という事を考えたらたとえスコアレスドローになってもサポは「守備陣よくやったぞ!」「仙台の向う脛を蹴っ飛ばしてやったぜ!」と喜んで拍手を贈ってくれると思うんですけどね。あの守備をほったらかしにしたまま攻撃サッカーを続けるというのならホントに草津の先行きが心配です…


他サポの分際で長々と偉そうな事を書いてすみません。
でもJ2の歴史が示していますが固い守備無しに上位進出はあり得ないと思います。またJ2は同一カードが4回もあり、第3、第4クールになると相手の力量が把握されてしまうので攻め手が封じられ自然とディフェンシブな試合が多くなります。点が取れなくても守りが固いチームって昇格を目指すチームから見てもすごくやっかいなものなんですよ。点が取れないと勝ち点が3から1になってしまうのですから。
個人的には草津にはそんな上位に嫌がられるチームになって欲しいですね。

以下、箇条書きで思ったことをつらつら書きなぐります。

・島田のクロスの精度は凄かった。
・だがそれを決められるだけの決定力が草津にはなかった。
・やっぱり島田は司令塔というよりは左からのクロス職人という印象。
・その辺りの殻を破る事を草津移籍で期待していただけにちょっと残念。
・高木の2失点は致し方ないか。
・でも「神」なら2点目を止めて欲しかった。
・木谷は大宮時代より落ち着いていてディフェンスリーダーの風格を感じた。
でも仙台ではFKを蹴らせてもらえないようだ(ノД`)
仙台に熊林がいた事に驚いた。
・草津15番の中井を試合途中まで外国人だと思っていた。
・チカのクリアは適当すぎると思った。
・でも意外と味方に渡る事に驚いた。
・村上を見ているとベガルタを見ているという実感が湧く。
・2人をなぎ倒す鳥居塚の回転扇風脚オソロシス
・太田はやっぱり太田だった。
・草津系ブログをのぞいたらみんな「蒸し暑い」と書いていることに驚いた。
ニックネーム ゆりるぽ at 00:34| Comment(0) | TrackBack(0) | サッカー
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